教室ではいつも酸化焼成を行っています。
そんなとき、Iさんがある陶器市で買ったカップを持ってきて
こんな感じにしたいんですが…と言うのです。
それは恐らく還元焼成で焼いた萩焼きのような風合いでした。
う~ん…似た感じかぁ
そこで赤土を使ってマグカップを作ってもらい
その上に白化粧を刷毛で施しました。
(俗にいうはけ目ですね。)
塗った当初は真っ白ですが、焼くと下の生地の色が透けるのでむらがあっても逆にそれがよい効果を生みます。
(白化粧は生掛けと素焼きしてから行う事がありますが、生の状態の方が馴染みが良いというか風合いが良いと思います。)
素焼き後に乳濁灰釉という釉薬を浸し掛けして完了です。
で、本焼き後がこちら!
乳濁灰釉は、元々白く白濁した釉薬ですが
赤土に掛けるとグレーになります。
赤土に透明釉を掛けて還元で焼成した雰囲気に少しは近づきましたかね??
陶芸クラブでの第2回目の授業となりました今回は、
たたら作りによる成形で、マグカップ作りです♪
<前回はろくろ体験をしました♪>
記事⇒ 傍陽小の陶芸クラブでろくろ体験!
平たく伸ばした板状の粘土を
型紙に沿ってカットし筒状にしていきます。
見本をみながらみんな真剣な顔つきでもくもくと作業をしています。
何とか形になるとみんな安心したような表情になりました♪
年齢も器用さもバラバラな子供達だけど
それぞれが一生懸命に取り組み
素敵な作品が出来上がりました。
まさに「私だけのオリジナル」にぴったりの仕上がりです。
2週間ほどの乾燥工程を経て700度で7時間素焼きしました。
焼成すると粘土に含まれる長石などや金属分が表面に出てきてざらつくようになりますので、美しい仕上がりにするべくヤスリがけを行うのですが、力を入れすぎると割れてしまうこともあるのでこちらの作業は講師側で行いました。
ヤスリがけが終ったら全て粉を洗い流し、いよいよ釉がけし本焼きです!
仕上がりまでもう少し!
楽しみですね!
これらの作品は、10月28日から3日間真田中央公民館で開催される文化祭で展示します。
ぜひ子どもたちの力作を見に来てください!
Author:ふるさとずく倶楽部